日吉丸

日吉丸も今年16才

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平成12年に 生後4~6ヶ月位の子犬を引き取ったので 
現在16才である事はハッキリしています

16年前 B県で活動しているボランテイアさんから緊急の連絡が

『 保健所へ見学に行き 処分のオリに1匹だけでうずくまっている
  子犬を発見 メンバー6人で引き取ることを相談 
  その子犬を貰い受けて連れて出ました しかし いざ その子犬を
  誰が引き取るかになったら6人全員が無理と辞退 
  やむを得ず保健所へ戻り 子犬を返してきました  ・・   』

活動している中で 初めて聞いた例で非常に驚いた記憶があります

掛かりつけ獣医さんに 検診という名目で入院させてもらい その間に
行き先を探す事も出来ますよ と伝えてみたのですが

「病院の費用が ・・・  しかも もう保健所へ返してしまったので ・・・ 
でも 浜松で引き取ってもらえるなら処分しないで待ってもらうよう
保健所へお願いしてみます」

連絡をくれた方は 「何とかお願いできないでしょうか?」 と電話口で
申し訳なさそうに話していました

子犬を保健所へ返した事で良心の呵責に苦しんでいるように思え
もちろん 即決でOK

「直ぐに保健所へ行って その子犬を引き取って下さい
あなたの掛かりつけの獣医さんに診てもらい 今夜迎えに行くまで
預かって下さるようお願いして下さい 費用の心配はいりません」 
と 強くお願いし仕事を終えてから向かいました

( 保健所から引き取って病院へ入れたらもう安心 
  命は繋がりました
  仕事が終わってから迎えに行っても 充分間に合います )

現地の病院へ到着したのが午後11時過ぎ
それでも 獣医さんは病院を開けて待っていてくれました
健康状態の説明を受けて病院を出たら日付けが変わっていた

問題は その子犬
まったく無反応 無表情 石のように固まったまま動かない
何日も同じ姿勢で ご飯も食べない
側へ行くと歯を見せて唸る

当然でしょう 
飼い主の手で保健所へ持ち込まれ それだけで心が砕かれたのに
今度はボランテイアの暖かい胸に抱かれて アッ助かるんだ と思った
のも束の間 再び 冷たいコンクリートの上へ戻された

子犬の心はとっても繊細
2度も保健所へ入れられたら 繊細な心は壊れてしまう
もう人間なんて絶対に信用しないぞ ・・ そんな風に見えました

長い間 石の世話をしているようでした
お地蔵様にご飯を出して勝手に声を掛けているようで こちらも
心が折れそうで強い辛抱が必要でした


でも1年くらいして ようやく散歩にも出掛けられるようになり 
マムにも懐いて来たのでステイを試した事があります

その日は雨 小屋にも入らず雨に濡れながら座っていたようです
クサリが木に巻き付いて首が絞められ希望者さんがほどいてやろうと
手を出したら歯を剥いて唸った

怖いから犬を返したいと電話がありすっ飛んで行きました
ずぶ濡れで見るも哀れな姿に涙が溢れ ゴメンねと思わず叫んだ

クサリをほどこうとしたマムにも歯を見せて唸ったが 噛まれる覚悟で
犬に手を回しクサリをほどいたら  何と ・・
両腕でマムの首に抱き着いてきた
 
思わず抱きしめました 
ずぶ濡れで 手足が泥だらけで 冷たくて ギャ~と叫びそうでしたよ

 
長い間 この活動をやっていますが 首に抱き着いて来た犬は
この日吉丸と ハヤトかすみ宅のハヤト君だけ

ハヤト君は保健所から引き取った時 保健所の檻から出したら
その場で首に抱き着いて来ました
保健所の檻の中での抑留期間がよほど怖かったのでしょう 
糞尿の異臭を放って大変な状態でしたが その時もムギュ~と
抱きしめた記憶があります   
               今は亡きハヤト君
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日吉丸は もう手放せませんでした
マムの元で一生を送りましたが (まだ現役で頑張っていますが)
最近 触ると唸るようになった 痴呆でしょうか

ごんべえさんの時と同じように 年を取ったら気が難しくなった
もっとも マムは唸られても平気ですけどね ^^^^^^^^^^^

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3年ほど前の元気な頃の写真  チャーミングな目をしてます

今は立ち上がると後ろ足が震えるようになり うっかりすると後ろへ
座り込んでしまう



B県のボランティアさんが所属していたのは 在京の大きな団体で
送られて来た機関紙の表紙に日吉丸の写真が載ったのには驚きました

編集室へ問い合わせてみたら 
「保健所から処分寸前で救出した子犬です」との返事 
その子犬はどうなったのですか? と再び尋ねたら
当会のボランテイア宅で育てています ・・・


記事を書いて送った人も 子犬を再び保健所へ返した事や
見学した人誰もが引き取れなかった事は書けなかったのかも
それぞれ立場がありますから ・・

でも 連絡をくれた方には 今でも感謝しています
その方の連絡がなかったら 日吉丸は 今 存在していない
どのような状況でも命を繋いで下さった恩人だと思っています

日吉丸 まだまだ長生きしましょうね
美味しいものを沢山食べて 生きてて良かったと思える犬生を
送りましょう  
ガンバレ16才 !!         

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プロフィール

はちかねこ2

Author:はちかねこ2
静岡県浜松市を中心に、
心や体に傷を受けた犬達の
ケアを行いながら、新しい
家族を捜す、などの活動を
しています。

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