管 ちゃん

今年17才~18才になる管ちゃん
高齢になると どうしても お尻の周りが汚れて来るので
シャンプーと毛を刈ってもらいに行ってきました

大型犬を洗うには それなりの設備が必要になるので 今回は
ヒロさんにお願い ・・  ヒロさん有難うございました


高齢ですが食欲があるので 食べると当然の事に排泄する
その上 消化器官の機能が衰えているので 常に軟便&下痢

しかも立ち上がる事が難しくなり 座ったままですると
お尻の周りが ひどく汚れる結果になる

普段はお湯で洗っていますが 長毛では扱いが大変なので 
冬の季節 管ちゃんには気の毒ですが お尻周りの毛を刈った訳です

お尻周りスッキリ ちょっとスースーするかも・・
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足元も汚れる所なのでキレイにカット
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シッポも座った時に地面へ着いて汚れるのでカット
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寒い季節なので 背中など他の毛は残してもらい
ちゃんちゃんこを着ている風にしてもらった
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年に応じて足腰は弱くなって来たが 気がしっかりしている犬で
未だに目も鼻も十分に役目を果たしていて ご飯もしっかり食べます  

沢山食べて管ちゃんには長生きして欲しい 一族のためにも ・・




管ちゃんは 言葉には表せないような恐ろしい体験をしてきました
一族がすべて殺されてしまったのです

私たちはよく 野良犬という言葉を使いますが役所には野良犬という
用語はありません

役所の用語では 野犬 または 飼い主不明の放浪犬
犬はこのどちらかに分類され 飼い主不明の犬は保護の対象となり
捕獲・抑留と手続きを踏んで飼い主の名乗り出がなければ殺処分

一方 野犬は駆除の対象となっていて 住民からの苦情があると
保護ではなく 最初から殺す事を目的として駆除が行われます

飼い犬が山などに捨てられ そこで繁殖を繰り返し 産まれた子犬は
人間を知らずに育ち 根っからの野犬となる

管ちゃんも産れながらの野生育ち 野犬と呼ばれている群れの一員で
親 兄弟などで群れを作って暮らしていたのです


平成12年 (今から16年前 A県での話)
山犬(野犬)が増えて困ると住民から苦情があり 役所は駆除を計画

私たちボランテイアが その犬達を保護するからと申し入れ 
了承した役所が駆除の日を決定
それまでに保護できなかったら駆除を開始するという取り決めをしました

しかし 野犬の保護は困難を極めた
人を警戒し広い山の中を逃げ回る 捕獲器にも決して入らない

その上 現地への所要時間が往復3時間以上 
仕事を持っていると とても平日に通う事は出来ない 
それでも土日に通って 子犬を数匹と おとなしい成犬を数匹保護した
しかし まだ沢山残っている
 
そんな中で迎えた駆除当日の朝 
駆除開始時間に間に合うようにと車を走らせていたら 現地のボラさんから 
『 朝7時に駆除開始のはずが5時に開始 犬達はもう殆ど死亡ました 』 
と連絡が入った

マムたちが到着した時には 毒餌も犬の死骸も総て片付けられていて
地元のボラさんが アチコチに転がっていた犬の死骸の写真を撮って
渡してくれたのがこの写真

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約束の時間より早く開始した事について 「住民から強い駆除要請があり 
1匹でも生かしておくと また直ぐ増えるから全頭処分して欲しい」 との
要望に沿ったもの 仕方なかったと役所は言い訳

しかし1匹だけ生き残った犬がいて 殺処分する為センターに抑留した
というので 地元のボラさんが引き取りマムが自宅へ連れ帰った

それが管ちゃんだったのです 


管ちゃんは 恐怖やショックで混乱し 大変な錯乱状態

ストレスで床板や壁を食いちぎり 毎日 口の中は血だらけ
自分の足の指を噛みちぎったり 尻尾の毛をむしり取ったりと
自傷行為を繰り返し 体中血だらけの日々  
食糞をする 近寄ると唸る  触らせない 目は不信感を表していた   

まさに 本物の野犬状態で問題が山積
こんなに 心に深い傷を負った犬の心を癒す事が出来るのか ?
野犬が家庭犬として暮らせるのか ? 

家族探しは最初から諦めていた 
一生付き合うしかない それが管ちゃんを受け入れたマムの宿命
大げさですが その時は本当にそう思いました

今でこそ穏やかに 手からオヤツを受け取るが ここまでが大変だった
言葉には表せない16年間だった
でも 唸られても噛まれても 管ちゃんと暮らしたいと思ったし
なでてやりたいとも思った

マムを受け入れてくれるようになったのは ほんの数年前
それまでは きっと心の傷口から血を流し続けていたのだと思う
その傷口がようやく塞がったのでマムを受け入れてくれたのでしょうね


マムの手元で暮らして16年目
その時に2~3才との診断だったが もし1才だったのなら 現在は17才
もし2才だったら18才 もし3才だったら現在19才という高齢

強い心で生き抜きました 敬服に値します  
まだまだ 元気でいて欲しい、長生きして欲しいが
現在は立つ事が難しくなりつつある

管ちゃん ガンバレと口の中で 毎日お経のように唱えています



ちなみに この時の子犬が まだ元気に暮らしています
1匹は 佐鳴台に店舗がある知育玩具の 「シンプリィショップ」さんの
ロディ君。普段は自宅で暮らしているので お店にはいません

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兄弟のゴンちゃんは浜松市東区で暮らしてます
偶然ですが掛かりつけ病院が同じ その病院では良くお会いします 
二人とも いつまでも元気で暮らしてね

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はちかねこ2

Author:はちかねこ2
静岡県浜松市を中心に、
心や体に傷を受けた犬達の
ケアを行いながら、新しい
家族を捜す、などの活動を
しています。

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